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夏月(なつづき)は、日本海軍の駆逐艦。秋月型駆逐艦の11番艦である。計画番号順では本艦の後に花月が続くが、竣工としては本艦が秋月型の最後となった。 艦名は片桐大二の研究によれば夏の月の意味。 ==艦歴== 1941年(昭和16年)の戦時急造計画(マル急計画)仮称第364号艦。佐世保海軍工廠で1944年(昭和19年)2月10日起工され、同年10月10日進水。1945年(昭和20年)4月8日に竣工し、呉鎮守府籍となった〔遠藤、218頁〕。当初は三菱長崎造船所で建造される予定であったが、線表改訂により佐世保での建造に変更された〔。また、当初は昭和20年3月末の竣工予定だったが、機銃の入手遅延により竣工期日が遅れた〔遠藤、219頁〕。 就役後、訓練部隊の第十一水雷戦隊(高間完少将・海軍兵学校41期)に編入。4月20日に残工事を終え〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, 15頁〕、翌4月21日に瀬戸内海に向けて出港する所〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, 18頁〕、工事の都合により出港予定日は4月23日〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, 19頁〕、4月24日〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, 21頁〕と繰り下げられ、4月25日に瀬戸内海に到着して〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, 28頁〕訓練を開始した。5月20日付で第三十一戦隊(鶴岡信道少将・海兵43期)、軽巡洋艦「北上」、駆逐艦「波風」とともに海上挺進部隊を編成し〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, 34、47頁〕、次いで5月25日付で第四十一駆逐隊に編入される〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, 33、49頁〕。この間の5月3日には第十一水雷戦隊の臨時旗艦を務めた〔『第十一水雷戦隊戦時日誌』C08030128000, 57頁〕。6月16日、六連島灯台の193度3,100メートル地点で触雷し小破〔。佐世保に曳航の上、佐世保海軍工廠で7月1日から25日の間修理を行った〔。終戦を門司で迎えた。本艦が秋月型の中で完成が最後で終戦まで4ヵ月ほどであり、大規模な戦闘には参加出来なかった。 10月5日除籍。その後は復員輸送艦となる。横須賀で特別保管艦として係留の後〔、1947年(昭和22年)8月25日〔に浦賀で賠償艦としてイギリスに引き渡されるが、直ちに浦賀船渠に売却された。「夏月」は同年9月3日に特別輸送艦の指定を解かれた〔昭和22年9月3日付 復員庁第二復員局 復二第629号。〕。9月10日から解体が開始され、翌年3月1日に完了した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夏月 (駆逐艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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